こんにちは!昴の高田です。最近、またボンドに関するお問い合わせが非常に多くなってきていますので、過去の記事を再編集して掲載させていただきます!!

ちなみにうちの営業マン達は接着剤のこと““だけ””には関しては自信がありま~す!!
お気軽にお問い合わせくださ~い!!(接着のことだけか~~~い笑)

冗談はさておき、接着剤以外でもいろんな知識を共有して、できる限りお答えできるように日々勉強しておりますので、ぜひ頼ってくださいね👍

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それでは本題に。
今回は接着において、もっとも勘違いされやすいことに関して、おさらいで少しお話させていただこうと思います。


◎ボンドは温めた方が良くつく!!というのは本当か…?

靴修理業界では「ボンドは温めて着ける」というのが、広く知れ渡っているかと思います。では、本当にそうなんでしょうか…?


正解は…


実はケースバイケースです!必ずしも温めた方が良いわけではない!
そもそもなぜ温めるという文化が根付いているのかというと、諸説ありますが 昔 靴メーカーでは温めて貼るタイプのボンドが使用されており、修理業界でもそういった方法が広まっていったのではないか、というのが1つの見解です。

◎温める行為にどういった意味があるのか?

ボンドを塗布してから数分経つと表面がベタベタしてきます。(ベタベタしないタイプのボンドもあります。)

接着する時はこのベタベタした状態で素材同士を張り合わせると思います。でも時間を置きすぎるとベタベタがどんどん弱まっていきます。ベタベタした状態が無いとボンド同士がくっつく事ができません。

そんな時に ボンドを活性化(ベタベタを復活)させる為に、温める ということが必要になります。

ということは 温める行為=ボンドを緩くする ということに繋がります。

ベタベタしている状態=緩い状態にさらに熱を与えるということは緩いボンドをさらに緩くしてしまい、初期の接着不良に繋がる場合もありますので必ずしも温めた方が良いという訳ではないんですね。

十分に乾燥時間をとった場合に、ベタベタが無くなった場合にのみ温めるということを心掛けてください。

◎乾燥が早くなると思って温めているがこれは大丈夫?

温風で乾燥させると確かに乾燥は早くなりますが、ボンドの表層だけが乾燥してしまう場合があります。そうなると表面の膜によって、内部がなかなか乾燥しにくくなり、これもまた接着不良の原因になる場合がありますので注意が必要です。

乾燥を早めたい場合は、熱い温風で至近距離で温めるのではなく、少し離して空気を循環させるイメージで風を当ててください。

◎温めるとしたらどのぐらいの温度??

ボンドは種類にもよりますが、実は60~70℃ぐらいで沸騰してしまいます。沸騰してしまうと着きが悪くなりますので、注意が必要です。人肌より少し暖かい程度を目安として温めるようにしてください。


接着に関しては靴修理の中でもいろいろと不具合が起きやすい部分です。なのでできる限り多くの素材に接着できて、強度の高いグラフトボンドを使うことをお勧めしています👍例えば


CESボンド N7000+(プラス) 3kg

昴で一番売れてるグラフトボンドです!(宣伝です!笑)
まだ試したことのない方は、ぜひ営業マンにご相談ください!サンプル配布も可能です👍

どうでしたでしょうか?昔掲載した内容でしたが、復習になったら幸いです✨こういった知識は営業マンにしっかりと共有しておりますので、わからないことがあればぜひご相談くださいね~!それではまたの機会に!

(株)昴 高田