皆さまこんにちは☺今回はご質問の多い「ゴムやEVAの硬度」について簡単ではありますがご案内です。

オンラインショップのカカト材料などに硬度の記載があるのはご存知かと思います。例えばVibram5340エクスプローションリフトだと硬度:85A、Vibram2055ヒールだと67A±3など、この場合数字が大きい方が硬いゴムという表記になります。

(ゴムが硬いから長持ちという訳ではありませんので悪しからず😅)

硬度数値の計測において、ゴム用としてはタイプAデュロメータ(ショアA・アスカーA型)が最も一般的に使用され、素材ごとに硬度計を使い分けて計測します

■NORAアストロフォーム計測例 左:硬度計A 10A / 右:硬度計C 22C

最近はスニーカー系の材料、整形靴で使用される硬度A20以下の柔らかい材料が多く増えたことで、新たに硬度の基準も増やしました。

主に整形靴資材の多くありますが、それらの材料は「硬度C」で表記しています。

計測方法についても材料も製造時の個体差があり1カ所だけでは正確な値にならないので、複数個で各5カ所ほど計測して平均値を取ります。

■VIBRAMスニーカー用EVAの一例
クッション性高めで硬度50A±前後が多くあります

■VIBRAM登山靴用ミッドソール 硬度60A± 

軸がブレないように硬度高めのミッドソールになります。今回、硬度C基準を設けたことでより再現性の高い履き心地も伴った修理や、インソールで悩まれているエンドユーザーの要望を叶える事ができれば嬉しい限りです☺

(株)昴 塚脇